Interview
昔も今も銀行の業務の大きな比重を占めるのが、企業のお客さまの資金調達を支援する「ファイナンス業務」です。かつてお客さまの信用力を担保とする融資が大部分を占めていましたが、近年はさまざまな資金調達の手法が登場しています。
そのため資金調達を求めるお客さまに、どんな手法を活用すれば事業の伸長に寄与できるか、そのソリューション提案や他企業とのコーディネートをするのが、私の所属するファイナンスグループの役割。続々と誕生するファイナンス手法へダイレクトにアクセスできる仕事です。

仕事のやりがいを教えてください。
いくつもの案件を積み重ねながら、今までは「こんなことができたら」と思っていたことが、「今ならできる」という自信が持てるようになりました。
大口の資金需要に対応する「シンジケートローン」という資金調達の手法により、当社グループが主幹事となって13行の金融機関をアレンジする役割が果たせたのもその一つ。十六フィナンシャルグループの看板を背負って数十億円の資金調達スキームを構築し、それをアレンジャーとして実現できたときの達成感は何ものにも代え難いものです。

当社グループには、お客さまの多様なニーズに対して、最適なソリューションを提供できるだけの経営資源があります。
それを実現できるかどうかは、少なからず担当者である私の力量に委ねられるところ。上司のサポートはもちろんありますが、私自身がまず「できないことはない」と常に宣言できるよう、スキルアップし続けていきたいですね。

私が担当するシンジケートローンのアレンジメント業務は、ほかの金融機関では経験豊富な年配の方が担っている印象を持ちます。
それなりに社歴を重ねたとはいえ、30代の若輩に、スキームづくりからその実行まで任せてもらえたのは、地域に確かなプレゼンスがある当社グループの一員であり、先輩方が築いてこられた実績の蓄積があるからです。その圧倒的な信用力があるからこそ、思いきったチャレンジができる。これほど恵まれた環境は、そうあるものではありません。

- 08:30
-
出勤・業務準備
グループ内でのミーティング、打ち合わせなど。
- 09:00
-
招聘活動
他金融機関の本支店にて当行主幹事案件シンジケートローンの招聘活動として、お客さまやプロジェクトの内容等をご説明。
- 11:30
-
昼食
早めに食事を済ませ、仕事のスピード感を体に染み込ませることが個人的なこだわり。
- 13:00
-
WEB会議
本店ビルにて遠方のお客さまとの打ち合わせ。時に首都圏のお客さまから東海地域のプロジェクトについて相談を受けることも。
- 14:00
-
打ち合わせ
営業店の担当者と取引先への融資について検討。「どうしたら課題解決につながるか」「このお客さまのために何かできないか」といった視点を心がけている。
- 16:00
-
ドキュメンテーション
提案資料、契約書類の作成。
学生時代から趣味は「釣り」一筋。釣れるためには、釣り場の環境、魚の状況、さまざまな条件からベストなアクションを考えて実践する必要があり、そのプロセスが釣りの楽しさの本質だと思います。もしかしたら、釣りを通してビジネスのシミュレーションをしているのかもしれません。