地域経済の活性化

地域経済の担い手を育成する創業・新規事業支援

投資専門会社の設立

NOBUNAGAキャピタルビレッジは、2021年4月の設立以降、「地域経済」・「金融」にシナジーのある全国のスタートアップ・ベンチャー企業へ投資するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)と、「地域における将来の担い手」に投資する地域ベンチャーキャピタル(地域VC)に積極的に取り組んでいます。

「NOBUNAGAキャピタルビレッジ」

「NOBUNAGA21」の開催

当社グループでは、2000年より野村證券株式会社、有限責任監査法人トーマツと連携した民間主導型ベンチャー支援ネットワーク「NOBUNAGA21」を通じてベンチャー・スタートアップ支援を行っています。
ビジネスプラン助成金のファイナリストによるピッチなどを通じて、地域経済の基盤となっている伝統産業と、ベンチャー・スタートアップ企業が生み出すアイデアやテクノロジーの「出会いの場」を創出しています。

オープンイノベーション

十六銀行では、2020年2月にオープンイノベーションプログラムを運営するCreww株式会社と業務提携し、地域の企業が有する経営資源と、Creww株式会社が運営するスタートアップコミュニティに登録されたスタートアップ企業の有する独創的なアイデア・技術をコーディネートすることで、オープンイノベーションによる新規事業創出を支援しています。

オープンイノベーション

地域企業の成長に資する本業支援・経営承継支援

ビジネスマッチング

十六銀行では、多くのお客さまが経営課題として抱えるマーケティング、販路・市場開拓などのビジネスニーズに対し、幅広い情報ネットワークを活用して適切なビジネスパートナーをご紹介し、お客さまの新たな収益機会の創出や継続的な発展をサポートしています。

ビジネスマッチング

ビジネス商談会

十六銀行では、ビジネス商談会を通して販路拡大による事業の成長をサポートしています。定期的に開催している逆見本市形式(買い手が先に発注ニーズを提示する形式)の商談会では、有力企業との個別商談の機会をお客さまに提供しています。

社会課題・環境課題解決への取組支援

じゅうろくSDGs・ESGファイナンス

環境問題や社会問題の解決に向けた事業活動に関する資金調達をサポートする商品です。 SDGs・ESGに関する取組みをフレームワークとして開示するにあたり、外部機関からセカンドオピニオンを取得するスキームを採用することで、社会や利害関係先向けに環境・社会問題に対する自社の取組姿勢を発信することができます。
資金使途・調達形態に応じて7つの商品をご用意しています。

1.じゅうろくサステナビリティ・リンク・ローン
2.じゅうろくグリーンローン
3.じゅうろくソーシャルローン
4.じゅうろくサステナビリティローン
5.じゅうろくグリーン私募債
6.じゅうろくソーシャル私募債
7.じゅうろくサステナビリティ私募債

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ポジティブインパクトファイナンス

企業活動が、環境・社会・経済のいずれかの側面に与えるインパクト(影響)を包括的に分析・評価し、ポジティブなインパクトの創出とネガティブなインパクトの低減に資するKPIを設定し、外部機関からセカンドオピニオンを取得します。設定したKPIの達成状況は、モニタリングを通じて継続的にサポートします。

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じゅうろくSDGs私募債「つながるこころ」

SDGsの趣旨にご賛同いただいた企業が私募債を発行し、十六銀行が私募債発行企業から受け取る手数料の一部を拠出して、地域の学校や地方公共団体、医療・福祉施設などへ寄贈する仕組みです。
寄贈先については発行企業にお選びいただき、地域の社会的課題解決に向けて取り組んでいます。

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じゅうろくSDGsリース

十六リースでは、省エネ・脱炭素機器をリース等で導入いただく際、対象物件金額の一定割合に相当する金額をお客さまの希望する自治体・教育機関・医療機関などに寄付を行っています。

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経営承継支援会社の設立

2023年7月、株式会社日本M&Aセンターホールディングスとの合弁会社により、経営承継支援の専業会社として「NOBUNAGAサクセション株式会社」を設立しました。 岐阜県と愛知県を中心とする地域の事業者の後継者不在などの様々な課題に対し、より最適な解決策をご提供し、地域企業の経営承継問題の解決に貢献しています。

サクセション

人材紹介

地域金融機関のシンクタンクである十六総合研究所は、地域や企業をよく知る立場から問題点を抽出、共有し、"人材"による企業の課題解決を目的として、2019年4月に人材紹介事業に参入しています。 企業が抱える課題の分析・抽出を行い、解決に導く能力や経験を有する人材マッチングを行うことができる人材紹介事業者として、4年続けて「先導的人材マッチング事業」の間接補助事業者に採択されました。

人材紹介

海外リサーチビジネス

十六銀行は、海外ビジネスのための「現地視察調査の代行サービス」を中国・シンガポール・タイ・ベトナムで実施しています。現地に精通した十六銀行の駐在員がお客さまの目的に合わせて調査の内容や手法を提案したうえで、ローカル情報を直接入手するなどし、課題解決を目指しています。

海外リサーチビジネス

豊かな暮らしを実現するための資産形成支援

ライフイベントに合わせた資産形成支援

お客さまの安定的な資産形成のため、十六銀行では各種積立商品をラインナップしています。そのなかでも、「長期・積立・分散」投資に最適な投信積立の拡大に注力しています。 この結果、十六銀行の投信積立の契約先数は、2023年3月末基準で25,480先(前年比+3,351先)、1か月あたりの投信積立の掛込額は1,055百万円(前年比+239百万円)に拡大しています。

貯蓄・資産形成支援

信託業務への銀行本体参入

十六銀行では、超高齢社会に突入するなか、お客さまの相続・資産承継に関する 多様なニーズに対応するため、2019年5月の三井住友信託銀行株式会社との業務提携をはじめ、信託代理店として信託商品・サービスを取り扱ってきました。
また、2022年9月には信託兼営認可を取得し、銀行本体で信託業務を開始しました。 信託業務の開始とともに取扱いを開始した「じゅうろくおひとりさま信託〈未来よろしんたく〉」は、お亡くなりになられた後の事務の受任と、その費用に関する金銭信託を"ワンパッケージ"にてお引受けできる全国初の商品です。

貯蓄・資産形成支援

金融リテラシー教育

じゅうろく MONEY COLLEGE

2023年1月に金融リテラシーに関する体系的な教育メニュー「じゅうろく MONEY COLLEGE(マネーカレッジ)」をリリースし、同年4月より運用を開始しました。成年年齢の引下げや資産形成授業の開始など金融リテラシーへの関心が高まるなか、銀行だけでなく、グループ会社の知見を活かしたメニューを盛り込み、金融教育として一般的に提供される「金融基礎」や「資産形成」以外にも、「ローン」や「キャッシュレス」などの講座を設けています。また、 地域における将来の担い手を育成するために、ビジネスアイデアの考え方や起業の仕方などを学ぶ「アントレプレナーシップ講座」も提供しています。
2027年度までの5年間で受講者累計20,000人を目標に掲げています。2024年度までの累計で11,650名が受講しており、小学生からシニア層まで幅広い世代を対象に、地域の金融リテラシーの向上に貢献できるよう取り組んでいます。

マネーカレッジ

「じゅうろく MONEY COLLEGE」 開催実績

開催年度開催回数受講者数
2023年度 51回 7,136名
2024年度 32回 4,514名
合計 83回 11,650名

「じゅうろく MONEY COLLEGE」 講座例

テーマ内容担当
金融基礎 最低限身に付けるべき金融リテラシー 十六銀行
資産形成 人生100年時代のライフプラン 十六TT証券
ローン 個人ローンの種類と仕組み 十六銀行
キャッシュレス キャッシュレス社会の現状とリスク 十六カード
起業 高校生向けアントレプレナーシップ講座 NOBUNAGAキャピタルビレッジ
起業 ビジネスアイデアの考え方 NOBUNAGAキャピタルビレッジ

のぶながマネースタディ

2023年10月に、若年層における金融リテラシーの向上などを目的として、金融ボードゲーム「のぶながマネースタディ」を製作しました。
「MONOPOLY」をベースとする岐阜県版金融ボードゲームであり、「金融リテラシー教育」と「ふるさと教育」の要素を盛り込んでいます。小学校高学年をメインターゲットとし、ゲームを楽しみながら金融やふるさとについて学習できる機会を提供しています。

のぶながマネースタディ

全国高校生金融経済クイズ「エコノミクス甲子園」岐阜大会

2023年12月、第18回 全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園 岐阜大会」を開催しました。エコノミクス甲子園は、金融経済教育の一環として、高校生が世の中の金融経済の仕組みを理解し、ライフデザインやお金とのかかわり方を考える力を楽しく身に付けるための教育イベントです。
十六銀行が主催する岐阜大会は、今回で14回目の開催となり、岐阜県内の高校に通う18チーム36名が参加し、様々なジャンルのクイズを通じて金融の知識を競い合いました。

全国高校生金融経済クイズ「エコノミクス甲子園」岐阜大会